H17-09-1 商-国際商標登録出願


■ H17-09 枝1 ■   商-国際商標登録出願

<問題>
 商標法におけるマドリッド協定の議定書に基づく特例に関し,次のうち,正しいものは,どれか。

1 日本国民は,特許庁に係属している自己の防護標章登録出願又は自己の防護標章登録を基礎としては,特許庁長官に国際登録出願をすることができない。






<解答>
答え: × (商68条の2第1項1号・2号)

解説: 
 特許庁に係属している自己の防護標章登録出願又は自己の防護標章登録を基礎として国際登録出願をすることができる(商68条の2第1項1号・2号)。著名商標として保護の必要性が高いにもかかわらず,防護標章登録の指定商品について,再度通常の商標登録出願をしなければならないとするのは,利用者に負担だからである。
 よって,本枝は誤り。


スポンサーサイト


ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-09-2 商-国際商標登録出願


■ H17-09 枝2 ■   商-国際商標登録出願

<問題>
 商標法におけるマドリッド協定の議定書に基づく特例に関し,次のうち,正しいものは,どれか。

2 国際登録に基づく商標権者は,専用使用権者,質権者又は通常使用権者があるときは,これらの者の承諾を得た場合に限り,その商標権を放棄することができる。






<解答>
答え: × (商68条の25第2項)

解説: 
 国際登録に基づく商標権については,商35条で準用する特97条1項の規定は適用しない(商68条の25第2項)。承諾書の提出を求めることは議定書の手続上できないからである。したがって,放棄には,専用使用権者等下位者の同意は不要である。
 よって,本枝は誤り。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-09-3 商-国際商標登録出願


■ H17-09 枝3 ■   商-国際商標登録出願

<問題>
 商標法におけるマドリッド協定の議定書に基づく特例に関し,次のうち,正しいものは,どれか。

3 旧国際登録に係る商標権の再出願(商標法第68条の34第2項)については,その商標登録出願に係る商標が世界貿易機関の加盟国の紋章であって経済産業大臣が指定するものと類似の商標であっても,それを理由に拒絶されることはないが,その商標登録出願が商標法第6条第1項又は第2項に規定する要件を満たしていないときは,それを理由に拒絶される。






<解答>
答え:  (商68条の34第2項)

解説: 
 旧国際登録に係る商標権の再出願については,商15条1号及び2号の規定は適用されないが(商68条の34第2項),商15条3号の規定は適用される。出願人・商標・指定商品が同一の範囲内にあることから,再度その同一対象について実体的要件の審査を要しないからである。
 本問では,世界貿易機関の加盟国の紋章であって経済産業大臣が指定するものと類似の商標は商4条1項2号違反であるが,商15条1号に規定されているものであるため適用されない。しかし,商標登録出願が商6条1項又は2項に規定する要件を満たしていない場合は,商15条3号に規定されているものであるため拒絶される。
 よって,本枝は正しい。

Point!
 商15条3号に規定する商6条1項・2項の要件違反について審査を行えることとしたのは,我が国で一旦商標登録されたものであっても,日本語で商標登録出願されたときは,必ずしも過去の商標権の商品等の区分に従ってなされるものとは限らず,この場合,区分の数は料金に関連するために実質的に最初の審査が必要である,との理由によるものです。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-09-4 商-国際商標登録出願


■ H17-09 枝4 ■   商-国際商標登録出願

<問題>
 商標法におけるマドリッド協定の議定書に基づく特例に関し,次のうち,正しいものは,どれか。

4 国際商標登録出願について,その基礎とした国際登録が指定商品の一部について消滅したときは,その国際商標登録出願は,その指定商品のすべてについて取り下げられたものとみなされる。






<解答>
答え: × (商68条の20第1項)

解説: 
 国際商標登録出願は,その基礎とした国際登録が全部又は一部について消滅したときは,その消滅した範囲で指定商品等の全部又は一部について取り下げられたものとみなす(商68条の20第1項)。
 本枝では,「指定商品の一部について消滅したときは,……指定商品のすべてについて取り下げられた」とする点で,誤りである。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-09-5 商-国際商標登録出願


■ H17-09 枝5 ■   商-国際商標登録出願

<問題>
 商標法におけるマドリッド協定の議定書に基づく特例に関し,次のうち,正しいものは,どれか。

5 国際登録による国内登録の代替において,国際登録に基づく登録商標と国内登録に基づく登録商標の商標が同一であり,かつ,その指定商品又は指定役務が同一であって,その商標権者も同一であるときは,国際登録に基づく登録商標の商標権と国内登録に基づく登録商標の商標権は,国内登録に基づく登録商標に係る商標登録出願の日を出願日とする1の商標権になったものとみなされる。






<解答>
答え: × (商68条の10第1項)

解説: 
 国際登録による国内登録の代替において,登録商標が同一,指定商品等が重複,商標権者が同一の場合は,国際登録出願はその重複している範囲については,国内登録に基づく登録商標に係る商標登録出願の日にされていたものとみなされる(商68条の10第1項)。しかし,「1の商標権になったものとみなされる」旨の規定はない。
 よって,本枝は誤り。

Point!
 議定書4条の2に規定する代替の効果について,我が国は国際登録と国内登録は並存するものと解しています。これは代替が生じたときに国内登録を消滅させるとするのは,当該国内登録の既得権を害することとなること,議定書上も国際登録と国内登録は並存することを前提としていることによるものです。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         
弁理士合格アプリ
弁理士合格アプリ125×125
検索フォーム
プロフィール

みるみる事務局

Author:みるみる事務局
- - - - - - - - - - - -
弁理士試験の書籍 『みるみる』シリーズの電子版です。
本ブログは、上記書籍の著作権者による許諾のもと運営する公式サイトです。
- - - - - - - - - - - -

リンク
カテゴリ
最新コメント
タグリスト

カレンダー
07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
QRコード
QR