H17-15-イ 特-拒絶査定不服審判


■ H17-15 枝(イ) ■   特-拒絶査定不服審判

<問題>
 特許出願についての拒絶査定不服審判及び前置審査に関し,次の(イ)~(ホ)のうち,正しいものは,いくつあるか。

(イ) 2以上の請求項に係る特許に対しては,請求項ごとに,同時に別個の特許無効審判を請求することができる。同様に,2以上の請求項に係る特許出願に対して拒絶をすべき旨の査定がされたときも,請求項ごとに,同時に別個の拒絶査定不服審判を請求することができる。






<解答>
答え: × (特123条1項第2文)

解説: 
 特許無効審判を請求する場合において,2以上の請求項に係るものについては,請求項ごとに請求することができる(特123条1項第2文)ため,前段は正しい。
 一方,拒絶査定不服審判は,かかる規定はない。なぜなら,拒絶査定は出願自体に対する行政処分であり,拒絶査定不服審判は,かかる行政処分に対する不服申立手段であって,請求項ごとに対して行政処分が下されたわけではないからである。よって,後段は誤りである。


スポンサーサイト


ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-15-ロ 特-拒絶査定不服審判


■ H17-15 枝(ロ) ■   特-拒絶査定不服審判

<問題>
 特許出願についての拒絶査定不服審判及び前置審査に関し,次の(イ)~(ホ)のうち,正しいものは,いくつあるか。

(ロ) 新規性欠如を理由として拒絶をすべき旨の査定がされ,これに対する拒絶査定不服審判が請求された場合において,査定を取り消しさらに審査に付すべき旨の審決がされたときは,当該事件を審査する審査官は,当該審決に拘束され,いかなる場合においても,新規性欠如を理由として拒絶をすべき旨の査定をすることはできない。






<解答>
答え: × (特160条2項)

解説: 
 拒絶査定不服審判において査定を取り消し,さらに審査に付すべき旨の審決があった場合における判断は,その事件について審査官を拘束する(特160条2項)。しかし,同じ新規性欠如を理由としても,他の引例により拒絶査定をすることはできる。
 本枝は,「いかなる場合においても……できない」とする点で誤りである。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-15-ハ 特-拒絶査定不服審判


■ H17-15 枝(ハ) ■   特-拒絶査定不服審判

<問題>
 特許出願についての拒絶査定不服審判及び前置審査に関し,次の(イ)~(ホ)のうち,正しいものは,いくつあるか。

(ハ) 特許庁長官は,拒絶査定不服審判の請求があった場合において,その請求から30日以内と同時にその請求に係る特許出願の願書に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面について補正があったときは,拒絶をすべき旨の査定をした審査官に,その請求を審査させなければならない。
 取消線の文言を消去し、下線の文言を追加しています。






<解答>
答え: × (特162条)

解説: 
 特許庁長官は,拒絶査定不服審判の請求があった場合において,その請求と同時にその請求に係る特許出願の願書に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面について補正があったときは,審査官にその請求を審査させなければならない(特162条)。
 本枝は,「拒絶をすべき旨の査定をした審査官」に限定している点で誤りである。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-15-ニ 特-拒絶査定不服審判


■ H17-15 枝(ニ) ■   特-拒絶査定不服審判

<問題>
 特許出願についての拒絶査定不服審判及び前置審査に関し,次の(イ)~(ホ)のうち,正しいものは,いくつあるか。

(ニ) 審査において,引用例aに基づく進歩性欠如を理由とする拒絶理由が通知され,ついで,引用例bに基づく進歩性欠如を理由とする拒絶理由が通知され,後者の理由で拒絶をすべき旨の査定がなされ,拒絶査定不服審判が請求された場合において,審判官は,改めて拒絶理由を通知することなく,引用例aに基づく進歩性欠如を理由として,拒絶をすべき旨の審決をすることができる。






<解答>
答え:  (特158条,特159条2項)

解説: 
 最後の拒絶理由に先立って通知された拒絶理由は,出願人に審査段階で意見書の提出の機会が与えられており(特50条),この審査においてした手続は,拒絶査定不服審判においても効力を有するものである(特158条)。したがって,審判官は,当該拒絶理由に対し改めて拒絶理由を通知することなく,拒絶査定を維持する旨の審決をすることができると解する。
 本問では,引用例aに基づく拒絶理由は,最後の拒絶理由に先立って通知されているため,改めて拒絶理由を通知する必要はない。
 よって,本枝は正しい。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         

H17-15-ホ 特-拒絶査定不服審判


■ H17-15 枝(ホ) ■   特-拒絶査定不服審判

<問題>
 特許出願についての拒絶査定不服審判及び前置審査に関し,次の(イ)~(ホ)のうち,正しいものは,いくつあるか。

(ホ) 拒絶をすべき旨の査定を受けた者が,その責めに帰することができない理由により拒絶査定不服審判を請求することができなかった場合において,その査定の謄本の送達があった日から6月を経過すると,その理由がなくなった日から14日以内であっても,拒絶査定不服審判を請求することはできない。






<解答>
答え: × (特121条)

解説: 
 拒絶査定不服審判を請求する者がその責めに帰することができない理由により「拒絶査定の謄本の送達があった日から3月以内」にその請求をすることができないときは,①その理由がなくなった日から14日以内で②その期間の経過後6月以内にその請求をすることができる(特121条1項・2項)。
 本枝は,「査定の謄本の送達があった日から6月」とする点で誤りである。

Point!
 「送達+3月+6月」なので,あと3月は請求できるということですね。



ボタン↓を押して「みるみる☆上達ブログ」の応援をお願いします。
 にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ


弁理士合格アプリ
・iPhone版  
       
・android版         
弁理士合格アプリ
弁理士合格アプリ125×125
検索フォーム
プロフィール

みるみる事務局

Author:みるみる事務局
- - - - - - - - - - - -
弁理士試験の書籍 『みるみる』シリーズの電子版です。
本ブログは、上記書籍の著作権者による許諾のもと運営する公式サイトです。
- - - - - - - - - - - -

リンク
カテゴリ
最新コメント
タグリスト

カレンダー
07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
QRコード
QR