H17-59-1 商-使用権


■ H17-59 枝1 ■   商-使用権

<問題>
 商標の使用をする権利に関し,次のうち,誤っているものは,どれか。ただし,マドリッド協定の議定書に基づく特例は考慮しないものとする。

1 先使用による商標の使用をする権利を有する者は,他人の登録商標に係る商標登録出願の際に使用していたその登録商標と同一の商標については,その使用に係る商品と類似する商品についても,上記権利の行使として使用をすることができる。






<解答>
答え: × (商32条1項)

解説: 
 先用権者は,継続してその商品又は役務についてその商標の使用をする場合は,その商品又は役務についてその商標の使用をする権利を有する(商32条1項)。したがって,使用していた商品について先用権を有するのであって,類似する商品については先用権を有しない。
 よって,本枝は誤り。


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H17-59-2 商-使用権


■ H17-59 枝2 ■   商-使用権

<問題>
 商標の使用をする権利に関し,次のうち,誤っているものは,どれか。ただし,マドリッド協定の議定書に基づく特例は考慮しないものとする。

2 商標権者は,いかなる場合においても,登録商標に類似する商標について専用使用権を設定することができない。






<解答>
答え:  (商31条1項ただし書)

解説: 
 商標権者は,その商標権について専用使用権を設定することができる(商30条1項)。ここで商標法の文言上,商標権といえば,いわゆる専用権の範囲(商25条)を意味し,禁止権の範囲(商37条1号)を含まない。したがって,商標権者は,登録商標に類似する商標について専用使用権を設定することができない。
 よって,本枝は正しい。

Point!
 実質上の理由としては,禁止権の範囲(商37条1号)では,積極的な使用が認められていないから専用使用権を設定することができない,ということになります。



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H17-59-3 商-使用権


■ H17-59 枝3 ■   商-使用権

<問題>
 商標の使用をする権利に関し,次のうち,誤っているものは,どれか。ただし,マドリッド協定の議定書に基づく特例は考慮しないものとする。

3 公益に関する事業であって営利を目的としないものを行っている者が,その事業を表示する著名な標章と同一の商標について商標登録を受けたとき,その者は,当該商標権について他人に通常使用権を許諾することができない。






<解答>
答え:  (商31条1項ただし書)

解説: 
 商標権者は,商4条第2項に規定する商標登録出願に係る商標権については,他人に通常使用権を許諾することができない(商31条1項ただし書)。公益保護の観点から特定団体にのみ登録を認める趣旨を尊重するためである。
 本問の「公益に関する事業であって営利を目的としないものを行っている者の,その事業を表示する著名な標章と同一の商標について商標登録」は,商4条2項に規定する商標権に該当する。したがって,その公益事業者は,通常使用権を許諾することができない。
 よって,本枝は正しい。



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H17-59-4 商-使用権


■ H17-59 枝4 ■   商-使用権

<問題>
 商標の使用をする権利に関し,次のうち,誤っているものは,どれか。ただし,マドリッド協定の議定書に基づく特例は考慮しないものとする。

5 団体商標の商標登録を受けた団体において,その構成員がその団体の定めるところにより有する当該登録商標の使用をする権利は,その団体の承諾を得た場合であっても,移転することができない。






<解答>
答え:  (商31条の2第2項)

解説: 
 団体構成員の商標を使用する権利は,移転することができない(商31条の2第2項)。当該使用する権利は,団体の構成員であるとの地位に連動して発生し,構成員の身分と切り離すことができないからである。
 よって,本枝は正しい。



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H17-59-5 商-使用権


■ H17-59 枝5 ■   商-使用権

<問題>
 商標の使用をする権利に関し,次のうち,誤っているものは,どれか。ただし,マドリッド協定の議定書に基づく特例は考慮しないものとする。

5 専用使用権について質権が設定されている場合,当該専用使用権者は,その専用使用権を設定した商標権者の承諾を得れば,当該質権者の承諾を得なくても,当該専用使用権について他人に通常使用権を許諾することができる。






<解答>
答え:  (商30条4項,準特77条4項)

解説: 
 専用使用権者は,商標権者の承諾を得た場合に限り,その専用使用権について他人に通常使用権を許諾することができる(商30条4項,準特77条4項)。したがって,質権者の承諾は不要である。
 よって,本枝は正しい。



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