H18-21-1 意-意匠登録の要件


■ H18-21 枝1 ■   意-意匠登録の要件

<問題>
 意匠の新規性の喪失の例外(意匠法第4条)の規定に関し,次のうち,正しいものは,どれか。
 ただし,特に文中に示した場合を除き,意匠登録出願は,いかなる優先権の主張も伴わず,分割又は変更に係るものでも,補正後の新出願でもないものとする。(*)


1 意匠登録を受ける権利を有する者の行為に起因して,外国において公然知られるに至った意匠について,公然知られるに至った日から5月後にその国に出願をし,さらに3月後に,その出願を第一国出願としてパリ条約による優先権の主張をして,日本に意匠登録出願をするときは,その意匠について意匠法第4条第2項の規定の適用を受けることができる場合がある。






<解答>
答え: × (意4条2項)

解説: 
 意4条2項の適用を受けるためには公然知られるに至った日から6月以内に出願しなければならない。本問では,公知になってからわが国での出願まで8月経過しているため意4条2項の適用を受けることはできない。
 よって,本枝は誤り。
Point!
 パリ4条Bの効果は,第1国出願と第2国出願の間になされた行為によっては不利益を受けないというものです。これに対して,本問の外国で公知になった行為は,第1国出願より前になされているため,パリ4条Bの範囲外の事項とされます。


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H18-21-2 意-意匠登録の要件


■ H18-21 枝2 ■   意-意匠登録の要件

<問題>
 意匠の新規性の喪失の例外(意匠法第4条)の規定に関し,次のうち,正しいものは,どれか。
 ただし,特に文中に示した場合を除き,意匠登録出願は,いかなる優先権の主張も伴わず,分割又は変更に係るものでも,補正後の新出願でもないものとする。(*)


2 甲は,独自に創作した意匠イを自ら刊行物に公表した後,イについての意匠登録を受ける権利を乙に譲渡し,乙がイについて意匠登録出願Aをした。この場合において,乙はAに係るイについて意匠法第4条第2項の規定の適用を受けることができる場合がある。






<解答>
答え:  (意4条2項)

解説: 
 「その者」(意4条2項)とは意匠登録を受ける権利を有する者を意味し,新規性喪失行為を行った者と出願人の同一性は要しない。本問では,乙は意匠登録を受ける権利を承継していることから「その者」に該当し,乙は同項の適用を受けることができる。
 よって,本枝は正しい。



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H18-21-3 意-意匠登録の要件


■ H18-21 枝3 ■   意-意匠登録の要件

<問題>
 意匠の新規性の喪失の例外(意匠法第4条)の規定に関し,次のうち,正しいものは,どれか。
 ただし,特に文中に示した場合を除き,意匠登録出願は,いかなる優先権の主張も伴わず,分割又は変更に係るものでも,補正後の新出願でもないものとする。(*)


3 甲は,独自に創作した意匠イを自ら刊行物に公表した後,イについて意匠法第4条に規定する要件を満たした意匠登録出願Aをした。この場合において,その公表後Aの出願前に,乙が,イを刊行物に公表していたとき,甲はAに係るイについて意匠登録を受けることができる場合はない。






<解答>
答え: × (意4条2項)

解説: 
 意匠登録を受ける権利を有するものの行為に起因して公知に至った意匠は,新規性喪失の例外を受けうる(意4条2項)。意匠は物品の美的外観であり(意2条1項),売れ行きを打診など新規性を喪失する機会も多いことから,特許法に比べ適用範囲が拡大されている。本問では,乙の刊行物への公表が甲の行為に起因する場合には,意4条2項の適用を受けることができる。
 よって,本枝は誤り。



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H18-21-4 意-意匠登録の要件


■ H18-21 枝4 ■   意-意匠登録の要件

<問題>
 意匠の新規性の喪失の例外(意匠法第4条)の規定に関し,次のうち,正しいものは,どれか。
 ただし,特に文中に示した場合を除き,意匠登録出願は,いかなる優先権の主張も伴わず,分割又は変更に係るものでも,補正後の新出願でもないものとする。(*)


4 甲は,独自に創作した意匠イを自ら刊行物に公表した後,イについて意匠登録出願Aをした。甲は,イについて新規性喪失の例外の規定の適用を受けようとするとき,Aと同時にその旨を記載した書面を特許庁長官に提出し,かつ,イがその規定の適用を受けることができる意匠であることを証明する書面をAの出願の日から14日以内に特許庁長官に提出しなければならない。






<解答>
答え: × (意4条3項 ★改正あり)

解説: 
 甲は自己の行為に起因してイを公表していることから,新規性喪失の例外の規定の適用を受けるためには,出願時に意4条2項の適用を受ける旨を記載した書面を提出し,出願日より30日以内に証明する書面を提出することを要する(意4条3項)。平成18年改正により,出願人の利便性の向上と審査着手時期を考慮して証明書提出期限が14日から30日に延長された。
 よって,本枝は誤り。



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H18-21-5 意-意匠登録の要件


■ H18-21 枝5 ■   意-意匠登録の要件

<問題>
 意匠の新規性の喪失の例外(意匠法第4条)の規定に関し,次のうち,正しいものは,どれか。
 ただし,特に文中に示した場合を除き,意匠登録出願は,いかなる優先権の主張も伴わず,分割又は変更に係るものでも,補正後の新出願でもないものとする。(*)


5 2以上の意匠を包含する意匠登録出願Aの一部を分割して新たな意匠登録出願Bをする場合において,Aが意匠法第4条第2項の規定の適用を受けるための手続きをしたものであるときは,Bについて同条第3項の規定により提出しなければならない書面は,その旨を願書に表示しなければ提出を省略することができない。






<解答>
答え: × (意10条の2第3項)

解説: 
 もとの出願について提出された書面であって新たな出願について意4条3項の規定により提出しなければならないものは,新たな出願と同時に提出されたものとみなされる(意10条の2第3項)。出願人の手続便宜を図ったものである。したがって,その旨を願書に表示せずとも提出を省略することができる。
 よって,本枝は誤り。



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